下谷叢話 (岩波文庫)価格: 735円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 荷風の文章を通じて、漢籍を呼吸することが出来る。荷風の先祖の歴史と詩文の業績を辿りつつ、漢文の素養に親しめれる。文章を志す者、漢籍に多少でも通じてなければならない。荷風が文学者に向けて放ったメッセージである。…そして現今に向けて。 |
宮下の漢文ダイジェスト価格: 840円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 漢文の文法的側面をしっかりと書いた本. S,V,Oなどの記号を用い,英語の対比させながら, 漢文の文型,構文の説明がある. 地の巻にある問題演習でも文法的な説明がある. ただ句形だけを並べた参考書とは一線を画す. 句形の丸暗記がしたくない人にとっては福音書だろう. 巻末に, 重要単語一覧,漢文五文型一覧, 前置詞・副詞・語気一覧,多読多義語一覧などがあり,勝手がよい. 宮下氏の漢文単語と合わせて用いれば,漢文対策は万全のものとなろう. 講義形式とはいえ,体系的にまとまっているので, 何回も読もうという気が起きる. ここら |
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孟子 (新書漢文大系)価格: 1,050円 レビュー評価:3.5 レビュー数:2 孟子全体を読了したいという方には不向きです。解釈の部分もありますが、現代に照らしてという部分が、かえって煩わしい部分もあります。省略されている部分に何が書いてあるのか気になってしまうため、全体を理解できないという不安にかられてしまいました。
要約を欲しい方には向いているかもしれません。 |
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私の漢文講義価格: 2,100円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 高校の頃、漢文の先生が「漢文訓読、よくやっとく」とおっしゃっていました。当時も興味はあったのですが、あまり勉強しませんでした。言葉が不自由だと感じ、妙な新語に違和感を感じる今日この頃、もう一度漢文を勉強してみたいと思うようになりました。何事も自分をもっと奥へと推し進める導入部があるとその後はスムーズに進めるものです。この本は、その役に立ちました。 「漢文は暗誦しなければならない。」と書いてあります。「素読ってどうやるんだろうか?」と思った時期もありましたが、訓読を声に出して読んだほうが、日本語力をつけるのにはよいという確信を得ましたので、漢文の勉強は朗読・朗誦とあわせてやっていきたいと |
漢詩を作る (あじあブックス)価格: 1,680円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 漢詩を作るための入門書です。一般的ではないかもしれません。 漢詩の作り方というのは、習いたくてもなかなか習う場所がありません。 この本を先生として、高尚な趣味に没頭してみたらいかがでしょうか。 |
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詩本草 (岩波文庫)価格: 693円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 本書を知るまで、漢詩は難しいものだと思い込んでいました。
食、旅に関する詩集があるとは知りませんでした。
NHK J ブンガク 6月に放送されました。日本人(依布サラサ)と英語がNativeの先生(ロバートキャンベル)の2人の、日本語での対談は軽快です。英語がNativeの先生、ロバートキャンベルが、英語で1人で解説する回は、流暢な英語で分かりやすい。 |
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唐詩選 (新書漢文大系)価格: 1,050円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 漢詩は詩経に始まり、陶淵明の頃の古詩、そして宋代の詩や詞もいいですが、五言・七言の絶句・律詩の形式が定まり、李白・杜甫といった巨人を輩出した唐代の詩がやはり一番魅力的ですね。その唐詩の数々をわかりやすく解説してくれてお薦めなのが本書。気軽に中国古典の世界に入っていけます。冒頭の魏徴作「述懐」の最後のニ句「人生意気に感ず 功名誰か復た論ぜん」にはしびれます。このような風格のある名句から、きっと生き方の指針が得られるでしょう。 |