脱藩大名の戊辰戦争―上総請西藩主・林忠崇の生涯 (中公新書)価格: 714円 レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 紀州、尾張、彦根三藩の徳川家への背信行為を責め、徳川家再興のために戊辰戦争を戦った上総請西藩主・林忠崇。 箱根・小田原で戦い、奥羽越列藩同盟に参加、磐城戦争を経て徳川家の存続が確認されて抗戦目的が達成されると降伏に応ずる。 その後明治になってから生活は困窮するが、爵位を獲得でき、昭和16年94歳の一生を終えた。 歴史の中に埋もれてしまった小藩ながら筋を通した一大名の物語。 |
新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉価格: 1,680円 レビュー評価:4.5 レビュー数:98 最早、クラウゼヴィツの著書よりも大きな意義を持つようになったシリーズ第3弾。
今回は「世界の警察」を自称する米国の横暴・世界支配の手駒にいかにして日本が取り込まれていったのかを
歴史的に詳しく解説し、矛盾に満ちた大国の自己欺瞞を告発する!
白人は歴史的に見て、黄色人種および黒人種を劣等民族もしくは人とすら見ない家畜同然の扱いをしてきた。
それは略奪と破壊、虐殺の連なりの歴史でもあったわけだ。
そういった感覚はつい半世紀前の第二次大戦中ですらも顕著であったわけだから、
民族的に後者と前者の対決は |
新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論 (2)価格: 1,995円 レビュー評価:4.5 レビュー数:102 著者の主張は、まあ平凡というかありきたりというか、どうということない保守主義である。内容は、まあ首肯できる部分もある。
それでも、こういうマンガは好かん。どうということ無い内容を、ヒステリックに描きたてちゃって。芸がないというか、とにかく楽な仕事である。
また日本は神の国などという世迷いごとをほざいている。
神=昭和天皇は、実に狡猾な男だった。
だいたいマッカーサーに赦されて嬉しそうな顔をしながら、米軍二等兵にまでペコペコ頭を下げて、ビルから出てくる神様がいるもんか! |
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新日本の歴史価格: 15,540円 レビュー評価: レビュー数: |
日本史B一問一答―完全版 (東進ブックス―大学受験高速マスターシリーズ)価格: 999円 レビュー評価:4.5 レビュー数:29 一通り日本史を学習し終えて、知識の再確認用として購入しました。
見やすいレイアウトに好感が持てたのですが、細かな知識を問う問題が多すぎて、
国公立志望の私には不必要だなと感じ、Z会の一問一答集に切り替えました。
こちらは合格に必要最低限の事項が収められています。
早慶など細かな知識を問う難関私大志望者には最適だと思いますが、
国公立志望者にはZ会をお勧めします。 |
1968〈下〉叛乱の終焉とその遺産価格: 7,140円 レビュー評価:3.0 レビュー数:10 思うことは多々ありますが、上巻に引き続き箇条書きにて。
・佐藤栄作元首相が、なんでまたノーベル平和賞なのか、超疑問。
・当時の述懐が列挙されていますが、後藤田正晴氏の見解にブン殴られました。小泉改革で抵抗
勢力とされた保守政治家の一部にこそ、統治技術という点ですぐれた「職業」政治家が含まれ
ていたのかも知れません。
・それでもトライはしたのだ、みたいに美化しちゃ駄目なんじゃないの?
また、感覚的な不全感だけで突っ走って人が死ぬだけなのでは?
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ワシントンハイツ―GHQが東京に刻んだ戦後価格: 1,995円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 トリビアとして面白かった。いつも行っている表参道や原宿にこんな歴史があったとは・・・。既に60 年以上たっているとはいえ、今そこには占領の痕跡のかけらもない。そんな街の描写から入って、過去に入るのだが、戦時中の空襲の話、日本が大量消費社会化し、民主化していく歴史がここから始まったことを、様々な体験者の話を通して知ることができた。そこにワシントンハイツがあったからこそ今の日本があるのかという納得も。アメリカ化スーパー1号店があの「紀ノ国屋」だったなど、実はあの街に潜んでいる「アメリカ的」を見つけるのが楽しくもあり、自分が暮らす東京の見方を変えてくれた。 |