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幕末史価格: 1,890円 レビュー評価:5.0 レビュー数:12 複雑に錯綜する幕末から明治維新にかけての様子が、手際よく整理されていて、今まで誤解していたり、関連が良く解らなかった部分などが、一気に理解が進んだ感じがします。
しかも、慶應丸の内シティキャンパスの特別講義を纏めたものと言うことで、非常に読みやすい著作になっています。
作者は「あとがき」で、「張り扇の講談調、落語の人情噺調」と表現されていますが、様々な例示も適切で解り安い語り口になっています。
確かに言われてみれば「そうだな」と思うのですが、倒幕の志士たちが戊辰戦争に勝利した後、その先のヴィジョンがどれほどあったかは、はな |
パール判事の日本無罪論 (小学館文庫)価格: 560円 レビュー評価:4.5 レビュー数:92 この本は、パール博士を紹介した本というより、パール博士に仮託した著者の意見書だと思います。ちょっと歴史をかじったことのある人には、解っていることが多く、正直、途中から流し読みしました。これを読む暇があったら『東京裁判』の映画をみた方が良いかと思います。つまり、東京裁判=不当な裁判と主張する、代表的な書物というところでしょうか。ところで、東京裁判=ナンセンスな戦勝国による偏った裁判、ってことは、国内で沢山の書物がありますが、所謂、戦争裁判を正当化する書物ってないな、と思いました。また、『ながい旅』という、戦犯裁判で、名古屋空襲は無差別爆撃だ、と米軍の無差別爆撃性を認めた判決が至るまでを描いた本 |
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